アメリカ経済、近づくソフトランディング 6月消費者物価指数(CPI)「粘着インフレ」薄まる – 日本経済新聞
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ソース: https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN11DYX0R10C24A7000000/
保存日: 2024/07/12 7:45
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【ワシントン=高見浩輔】米経済が景気後退を避けながら高インフレを鎮圧する「軟着陸」に近づいている。11日に発表された6月の消費者物価指数(CPI)は前月比で下落に転じた。家賃など値上がりが収まりにくかったサービス価格にブレーキがかかりつつある。金融引き締めの正常化を模索する米連邦準備理事会(FRB)には追い風だ。
前月比がマイナスになるのは、0.01%の下落となった2022年7月以来だ。前年同月…
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• ひとこと解説6月CPI統計は基調的なインフレ率の急速な鈍化を示した。PPI次第だが、今月末のPCEDではコアの下落すら予想されている(クリーブランド連銀)。6月FOMCでは、当日朝に発表された5月CPI統計の良好さを”保守的に”無視した見通しが示されたが、今月末のFOMCでは4〜6月のディスインフレの進展を完全に織り込める状態である。「インフレが2%に向かう」というパウエル議長の自信は、これで一段と強まったことだろう。

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