FRB、3会合連続利上げ見送り 来年は利下げ3回分を予想 – 日本経済新聞
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ソース: https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN130DY0T11C23A2000000/
保存日: 2023/12/14 7:42

2023年12月14日 4:01 [会員限定記事]

【ワシントン=高見浩輔】米連邦準備理事会(FRB)は13日開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利を3会合連続で据え置いた。参加者は同時に公表した経済見通しで2024年に3回分の利下げを予想した。記者会見したパウエル議長は追加利上げの議論ではなく「いつ金融引き締めを縮小するかを話し合った」と明かした。
政策金利の指標であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標は5.25〜5.50%の…
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• ひとこと解説①「今会合で利下げのタイミングを協議した」。パウエル議長のこの発言に市場関係者は敏感に反応しました。来年に向けインフレの沈静化という方向は見えているからです。 ②FF金利は5.25~5.5%に据え置かれるなか、10年物米国債利回りは4.0%台まで低下しました。この長期金利の動向を通じて、FRBは市場の動向を汲み取っている感じです。 ③それならば適温相場の到来とばかりに、米国株の反応が際立ちます。FOMCを受け、ダウは3万7000㌦台に乗せました。雇用統計やCPIのデータを背景にしつつ、株式市場ではいささか出来過ぎとも思える軟着陸期待が広がっています。

2023年12月14日 4:45 (2023年12月14日 7:41更新)

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