「円弱」1ドル150円 理由は金利差だけじゃない – 日本経済新聞
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ソース: https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD011QF0R01C23A1000000/
保存日: 2023/11/13 7:54
円相場がたびたび1ドル=150円を超えるようになった。歴史的な円安局面は米国の利上げに伴う日米金利差の拡大が要因とされるが、海外で稼いだお金が戻ってこない問題も見逃せない。一時的な円安ではなく、恒常的にお金が海外に流出する「円弱」時代が近づいている。
円相場を動かす基本要因は2つある。1つが円とドルの金利差だ。米国はインフレを抑えるため、2022年にゼロ%台だった政策金利を5%台まで引き上げた。…
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• 別の視点11年秋に1ドル=75円台の最高値を記録した時には、1㌦=100円換算で米国のマネタリーベースが日本のマネタリーベースに対して2.5倍近く拡大していましたが、現在ではむしろ日本のマネタリーベースの方が1.2倍程度多く、この状況は大きく変わらないでしょうから、確かに11年のような極端な円高はほぼあり得ないと言えるでしょう。 なお、今後はこの円安を梃子に生産拠点の国内回帰や原発再稼働などにより国内自給率を上昇させることができれば、行き過ぎた円安は進みにくくなるでしょう。
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