パウエルFRB議長、利上げ終結観測をけん制 次回は据え置き示唆 – 日本経済新聞
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ソース: https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN190CL0Z11C23A0000000/
保存日: 2023/10/20 8:02

2023年10月20日 1:00 [会員限定記事]

【この記事のポイント】
・パウエル氏「不確実性とリスク」踏まえ政策運営
・利上げ見送り示唆も「終結」は否定、高成長の継続懸念
・長期金利は一時低下した後に上昇。5%の大台を突破
【ワシントン=高見浩輔】米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は19日の講演で、利上げがすでに終結したと読む一部の市場の見方をけん制した。次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)では政策金利を据え置く姿勢だが、その後は追加利上げ…
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• ひとこと解説モデレーターとの討論の前に行われたパウエルFRB議長のスピーチは、FRBの金融政策運営方針に関しては、バランスがとれた内容。不確実性の高さなどを勘案してFOMC(連邦公開市場委員会)は「注意深く進んでいる」と、結論部分で議長は言明。10・11月の次回会合でも政策金利を据え置いて様子を見るだろうという市場の観測に事実上お墨付きを与えた。その一方、経済成長が強すぎる、あるいは雇用需給の緩和が続かなくなる場合には、インフレリスクが増大するので追加利上げが正当化されるとした。「タカ派的な様子見」である。討論では、長期金利が上昇していることの原因などに言及しつつも、上昇をけん制するような発言はなかった。

2023年10月20日 7:49 (2023年10月20日 7:49更新)

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