アメリカ下院、マッカーシー議長の解任動議を可決 史上初 – 日本経済新聞
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ソース: https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN03DUA0T01C23A0000000/
保存日: 2023/10/04 7:46
2023年10月4日 5:51 [会員限定記事]
【ワシントン=坂口幸裕】米連邦議会下院は3日、野党・共和党トップのマッカーシー議長の解任動議を与野党の賛成多数で可決した。下院議長の解任動議が可決するのは米国で初めて。与党・民主党の議員に加え、政府閉鎖を回避したつなぎ予算を巡る対応を問題視した共和の保守強硬派らが賛成に回った。
共和のマット・ゲーツ下院議員は2日、マッカーシー氏の議長解任動議を提出した。政府閉鎖を回避したつなぎ予算を巡り要求した…
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• ひとこと解説11月17日までのつなぎ予算を、マッカーシー氏が下院議長として民主党から賛成票を得て通したことにより、連邦政府機関閉鎖(シャットダウン)という大きな混乱は避けられた。政治家としての英断だろう。このつなぎ予算では、民主党から譲歩を得た証(共和党議員の賛成票を得るための手段)として、対ウクライナ支援が削除されていた。そこを保守強硬派のゲーツ議員が突き、「民主党との密約あり」として議長解任決議案を出した。マッカーシー議長解任に反対すれば、民主党は密約があったことを認める形になってしまう。民主党は賛成の立場をとり、議長は解任された。マッカーシー氏再登板の可能性も排除はできず、事態は混とんとしている。
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