「金利ある世界」はどうなる? ローンや財政に影響大 – 日本経済新聞
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ソース: https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD222ML0S3A820C2000000/
保存日: 2023/09/11 7:51

長くゼロやマイナスだった日本の金利に変化が訪れている。7月に日銀が政策を変更したことで、お金の貸し借りの基準となる長期金利は約10年ぶりの水準まで上昇した。動き始めた「金利のある世界」は暮らしや企業経営をどう変えるのか。3つのグラフィックとともに探る。
日銀は国債を市場から買い入れることで金利を低く抑えてきた。ところが2022年以降の物価高を受けて政策を修正し、金利が1%まで上昇するのを事実上容…
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• ひとこと解説日銀の植田総裁は、読売新聞9日朝刊掲載のインタビューで、マイナス金利解除の問題について、「賃金上昇を伴う持続的な物価上昇に確信が持てた段階になれば、いろいろなオプション(選択肢)がある」「金利を上げることは総需要(消費)にマイナスだが、マイナス金利の解除後も物価目標の達成が可能と判断すれば、(解除を)やる」「賃金と物価の好循環は、今春から夏にかけて賃金が上がって、サービス価格に多少反映されつつある。来年の賃金上昇につながるかどうか見極める段階だ。十分だと思える情報やデータが年末までにそろう可能性もゼロではない」とした。最速で24年1月にマイナス金利解除の可能性ありと示唆した形である。

2023年9月11日 7:15 (2023年9月11日 7:16更新)

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• 「金利ある世界」はどうなる? ローンや財政に影響大(5:00)
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