日銀次期総裁、雨宮正佳副総裁に打診 政府・与党が最終調整
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ソース: https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB10CBV0Q3A110C2000000/
保存日: 2023/02/06 7:58

【この記事のポイント】
・日銀次期総裁に雨宮正佳副総裁を充てる案で政府が調整
・2人の副総裁も含めた人事案を2月中に国会に提示
・異次元緩和の副作用をふまえ金融政策の正常化が使命に
政府が日銀の黒田東彦総裁(78)の後任人事について雨宮正佳副総裁(67)に就任を打診したことが5日わかった。黒田氏は4月8日に任期満了を迎える。与党などとの調整を進め、2人の副総裁も含めた人事案を2月中に国会に提示する。総裁…
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• ひとこと解説次期日銀総裁には、雨宮現副総裁、中曽前副総裁、山口元副総裁の3人が有力と報じられてきた。金融政策の継続性重視か、それとも改革色を前面に出すかという視点からは、最も継続性をアピールできるのが現任の雨宮氏、異次元緩和からの距離感・改革色を最もアピールできるのが山口氏で、中曽氏は両者の中間と考えられる。山口氏については自民党安倍派の強い反発を、3日に共同通信が報じていた。内閣支持率が低いままの岸田首相としては、党内で求心力を維持するため、最大派閥である安倍派への一定の気づかいが欠かせない。木原官房副長官が5日のNHK番組で述べた「安定」というキーワードは、自民党内の情勢にもあてはまる話なのだろう。

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