見上げれば富豪の宇宙 マスク氏が価格破壊、日本影薄く
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ソース: https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC29C480Z20C22A6000000/
保存日: 2022/07/11 7:38
宇宙を舞台とする民間主導のビジネスが立ち上がり、米スペースXを率いるイーロン・マスク氏ら富豪経営者が主役に躍り出た。かつてロケットや人工衛星で世界と競っていた日本は影が薄く、地球観測や通信といった民需をつかめずにいる。マスク氏らの戦略投資に押されてロケットなどの競争力を失えば政府構想の「宇宙利用大国」は根幹から揺らぐ。
スペースXのロケット「ファルコン9」が6月中旬、米フロリダ州のケネディ宇宙セ…
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• 分析・考察記事の後半にあるように、日本はもともとリスクを取って巨大な投資を必要とするロケットや小型衛星コンスタレーションなどで競争することは難しい。むしろニッチとなる分野で頑張る方が性に合っている。ロケット分野については、元々日本は商業市場におけるシェアは小さく、官需で食べていくというのが基本の路線であった。本格的に商業市場に参入しようとしても、イロン・マスクのSpaceXに対抗できるものを作るのはかなり難しい。今後も商業市場での競争ではなく、国の基幹ロケットとして官需で上げるしかないのだろう。むしろニッチ部門としては小型ロケットがあるので、そこで頑張るという手はある。
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現代の日本、世界が直面する構造問題の根っこに一体なにがあるのか。未来志向の「解」を求めて、記者が舞台裏や歴史を徹底的に探ります。
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