国債売り英ファンド「円安が日銀を政策修正に追い込む」
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ソース: https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB15CCY0V10C22A6000000/
保存日: 2022/06/16 7:55

英ヘッジファンド、ブルーベイ・アセット・マネジメントのマーク・ダウディング最高投資責任者(CIO)が16日までに、日本経済新聞のオンライン取材に応じた。ダウディング氏は日本国債を売っていることを明らかにし「円安によるインフレが日銀を政策修正に追い込む」との認識を示した。一問一答は以下の通り。
――なぜ日本国債を売っているのでしょうか。
「マクロ経済環境からみて、日銀が現在の政策を修正する可能性が…
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• 分析・考察英ヘッジファンドと日銀が全面的に対決する構図。ファンド側の主張は、円安ドル高がこのまま進んでいくことを前提にしているようである。だが、日銀だけでなく(あるいはそれ以上に)、FRBの利上げなど米国側の状況次第で為替相場の流れは反転し得る。また、日銀には中央銀行として無限の信用創造力がある上に、先物に対応する残存7年の最割安銘柄を需給的に締め上げるテクニックも使える(昨日はその狙いで指値オペが入った)。仮に海外ファンドの動きに日銀が屈した形になってしまうと、信認が低下してしまい、その後の政策運営に大きな支障が生じかねないという事情もある。いろいろ考えると、今回の対決は日銀にかなり分があると考える。


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