緩和マネー、年2兆ドル収縮へ 世界の中銀が資産圧縮(写真=ロイター)
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ソース: https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN310040R30C22A5000000/
保存日: 2022/06/01 7:43
2022年6月1日 2:00 [有料会員限定]
世界の主要中銀が新型コロナウイルス禍への対応で供給した10兆ドル(約1300兆円)の吸収を急ぐ。米連邦準備理事会(FRB)は6月1日から量的引き締め(QT)を始め、開始済みの英国やカナダなどを含む世界の中銀の資産圧縮は今後1年で2兆ドルに及ぶ見込みだ。インフレを封じ込めるためだが、リスク資産からのマネー流出も目立ち始めた。
FRBなど各国中銀は2020年に大規模な量的緩和に踏み切った。大量の債券…
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• ひとこと解説自然の摂理といえば、山あり谷ありである。これまで異次元の金融緩和のおかげで贅沢な生活を享受してきた世界の富裕層は、インフレ抑制のための金融引き締めでこれまでの贅沢な生活に終止符を打たれる。問題は低所得層の生活をいかにして保護するかにある。各国の中央銀行は金融引き締めを急いでいるが、経済がハードランディングしたら、また緩和せざるをえない。金融工学的にソフトランディングのポリシーミックスの実施が求められる
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