イビチャ・オシム氏が教えてくれた、勝利より大きなもの(写真=共同)
作成者:
ソース: https://www.nikkei.com/article/DGXZQODH025CI0S2A500C2000000/
保存日: 2022/05/03 21:43
ウクライナの悲しいニュースに接して、サッカー元日本代表監督のイビチャ・オシムさんの顔をなんとなく思い浮かべていた。消滅してしまったユーゴスラビアで代表監督を務め、ユーゴ内戦の戦火の中を生きた名将はいまの世界をどう見ているのか、と。そのオシムさんが亡くなった。
オシムさんの言動はどこかなぞめいていた。2005年、千葉の監督としてJリーグのカップ戦を制したオシムさんは選手からの胴上げを辞退した。喜ぶ…
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り799文字
春割ですべての記事が読み放題
今なら初回2カ月無料!
※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。
• 別の視点オシムさんが亡くなったことで、彼の思想や哲学が論じられることが多いが、渋沢栄一とつなげて解釈するというのはなかなか興味深いと思った。「成功や失敗のごときはただ丹精した人の身に残る糟粕(そうはく)のようなものである」という表現はオシムさんの考え方にもぴったりくる感じはあるが、私自身、成功や失敗は結果でしかなく、それが成功とか失敗とか評価するのは他人であって、自分はその評価のために仕事をしているわけではない、という心持で仕事をしている。これもオシムさんや渋沢から学んだことなのかもしれない。
• 会員登録・ログインで続きを読めます
• イビチャ・オシム氏が教えてくれた、勝利より大きなもの(5:00)
• インドネシアに金脈あり J2東京Vが中心選手を獲得(2月17日)
関連キーワード
• 勝利
• 渋沢栄一
• サッカー
• イビチャ・オシム