円、対ドルで一時126円台 20年ぶり安値
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ソース: https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB120PQ0S2A410C2000000/
保存日: 2022/04/13 18:59

2022年4月13日 15:24 [有料会員限定]

1ドル=126円台で推移する外為市場(13日、東京都港区の外為どっとコム)

13日の外国為替市場で円相場が下落し、一時1ドル=126円台と2002年5月以来およそ20年ぶりの円安・ドル高水準を付けた。日銀の黒田東彦総裁が始めた「異次元緩和」後の15年6月の安値を更新した。米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めで米長期金利が高水準で推移する一方で、日銀は緩和を粘り強く続ける構えで長期金利を抑え込んでいる。日米金利差の拡大を背景に円売り・ドル買いが活発になっている。
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• 別の視点いまの円安・資源高は日本から所得が流出する「増税」と同じような重荷になります。世界の流れに逆行する日銀の金融緩和がそれを助長しています。 「増税」の穴埋めができるのは財政です。資源高に拍車をかけかねない公共投資ではなく、家計の支援、特に燃料費や食費など「増税」されるものが出費に占める割合が高い低所得層への支援が急務です。企業の価格転嫁を吸収するバッファーをもたせないと、消費が腰折れしかねない。 景気を支えるためには金融緩和の継続も必要ですが、長期金利をおさえこむため無制限に緩和する現状の枠組みは副作用が大きくなっています。 軌道修正して、財政・金融の両面で調和のとれた政策対応が必要です。


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