米消費者物価、3月8.5%上昇 40年ぶり伸び率
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ソース: https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN1206Y0S2A410C2000000/
保存日: 2022/04/13 7:42
2022年4月12日 21:33 [有料会員限定]
ガソリン高による輸送費の上昇などがあらゆる製品の値上がりにつながっている(ワシントン、10日)
【ワシントン=高見浩輔】米国で歴史的なインフレが続いている。米労働省が12日発表した3月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比の伸び率が8.5%となり、約40年ぶりの水準となった前月の7.9%を上回った。インフレの抑制に向けた米連邦準備理事会(FRB)の利上げペースが、世界経済の焦点になる。
物価上昇率は1981年12月以来の水準。市場関係者の予測は8.4%の上昇だった。新型コロナウイルス禍の長…
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• 分析・考察久しぶりにアメリカ出張してきました。 日本でもインフレが問題になりつつありますが、アメリカのインフレの度合いは比較にならないほど急速です。賃金上昇も職種によってはとても急速で、当社子会社の食品宅配会社でも配送センターコストの上昇は原材料や資材価格の上昇以上のインパクトがあります。 日本と大きく異なるのは、消費者の価格許容度の違いです。仕方ないよね、という感じで日本では考えられないほど簡単に各社値上げをしています。価格維持のための企業努力は明らかに日本企業の方が上ですが、努力が付加価値にならずデフレ経済になってしまったので、企業努力を貪欲に利益に変える戦略がより必要であることも痛感しました。
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