ウクライナ侵攻が暴く市場の新常態 マネーが迫る供給網再建
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ソース: https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD015YK0R00C22A3000000/
保存日: 2022/03/09 8:08

ロシアのウクライナへの侵攻が市場に突きつけた「不都合な真実」がある。世界にはサプライチェーンを寸断する供給制約の芽が散らばっており、時がたっても消えてくれないことだ。
米国市場の原油先物価格が今週、一時1バレル120ドルに迫った。経済制裁を受け、世界生産の1割を担うロシアの輸出が滞るという読みが背景だ。だがこの展開は5年前、日本で予測されていた。
「産油国が有事になれば、簡単に120ドルになる」。…
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東京、ニューヨーク、ソウル、香港を拠点に市場を通して世界を見てきた。アジア通貨危機、日本の金融危機、リーマン危機も取材。編集委員、論説委員、英文コラムニストを経て2017年2月より現職。市場に映る全てを追う。
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