NYダウ続落60ドル安 ナスダックは最高値更新(写真=AP)
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ソース: https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN00001_Z11C21A1000000/
保存日: 2021/11/19 7:45
2021年11月19日 5:18
【NQNニューヨーク=川上純平】18日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続落し、前日比60ドル10セント(0.2%)安の3万5870ドル95セントで終えた。前日夕に発表した2021年8~10月期の決算が失望されたネットワーク機器のシスコシステムズが大幅に下落し、ダウ平均を押し下げた。半面、半導体株の一角には買いが集まった。
シスコシステムズは6%安で終えた。8~10月期決算で売上高と次期予想が市場予想を下回り、嫌気した売りが出た。クレジットカードのアメリカン・エキスプレスや工業製品・事務用品のスリーエム(3M)、映画・娯楽のウォルト・ディズニーの下げも目立った。
ダウ平均は午前中に一時276ドル安まで下げたが、午後にかけて下げ渋った。完全自動運転の電気自動車を2025年にも発売すると伝わったスマートフォンのアップルが3%上昇し、ダウ平均を下支えした。同社株は2カ月ぶりに上場来高値を付ける場面があった。16日に市場予想を上回る好決算を発表したホームセンターのホーム・デポへの買いも続いた。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は反発した。前日比72.139ポイント(0.5%)高の1万5993.710で終え、過去最高値を更新した。画像処理半導体のエヌビディアが8%高で終えた。前日夕に市場予想を上回る21年8~10月期決算を発表し、アナリストの目標株価の引き上げが相次いだ。半導体のアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)も連れ高した。
S&P500種株価指数は前日比15.87ポイント(0.3%)高の4704.54で終えた。同指数も過去最高値を更新した。