NYダウ続伸186ドル高 ビットコイン反発でテック株上昇
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ソース: https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN00001_V20C21A5000000/
保存日:2021/5/25 5:13 (2021/5/25 6:02 更新)
【NQNニューヨーク=川内資子】24日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸し、前週末比186ドル14セント(0.5%)高の3万4393ドル98セントで終えた。23日に大きく下げた暗号資産(仮想通貨)のビットコインが反発し、投資家心理が上向いた。米長期金利も落ち着いた値動きとなり、ハイテク株が買い直された。経済活動の正常化への期待から景気敏感株にも買いが入った。
ビットコインは一時3万1000ドル台に下げたが、24日の日中は3万8000ドル台を回復した。最近は投資家心理がビットコインの値動きに敏感に反応する傾向が強い。下落基調に歯止めがかかり、好感された。
米債券市場で長期金利が1.6%前後で落ち着いて推移し、長期金利の上昇局面で売られやすい高PER(株価収益率)のハイテク株が買い直された。ソフトウエアのマイクロソフトと顧客情報管理のセールスフォース・ドットコムが2%高となり、スマートフォンのアップルも高い。
米国では新型コロナウイルスのワクチン接種が進んでいる。経済活動の正常化が広がり、消費関連株や景気関連株も買われた。クレジットカードのアメリカン・エキスプレスとビザ、映画・娯楽のウォルト・ディズニーが高い。航空機のボーイングや化学のダウも上昇した。原油高で石油のシェブロンも高い。
ダウ平均の構成銘柄以外では、旅行・レジャー関連の上昇も目立った。8月から米国での運航再開を発表したクルーズ船のノルウェージャン・クルーズライン・ホールディングスが5%高。カジノ株や空運株も高い。
ハイテク株が多いナスダック総合株価指数は反発し、前週末比190.177ポイント(1.4%)高の1万3661.170で終えた。インターネット検索のアルファベットと交流サイトのフェイスブックがともに3%高。電気自動車(EV)のテスラは4%上げた。エヌビディアなど半導体株も総じて高い。