ソロス氏、米メディア株購入 アルケゴス問題で急落
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ソース: https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB183Z40Y1A510C2000000/
保存日:2021/5/18 17:40 [有料会員限定]
米著名投資家ジョージ・ソロス氏のファンド、ソロス・ファンド・マネジメントが、米メディア大手バイアコムCBS、ディスカバリーなどの株式を購入したことが分かった。日米欧の金融機関の巨額損失につながったアルケゴス・キャピタル・マネジメントの取引に関連して売却された銘柄だ。
米国の大手機関投資家は四半期毎に投資先明細を当局に届け出る必要があり、著名投資家の保有銘柄が注目されている。足元では3月末の保有株の開示が進んでいる。
バイアコムなどアルケゴスが取引していた株式は3月末にかけて急落していた。米ブルームバーグ通信によると、ソロス氏のファンドはアルケゴス問題発生前はこれらの株式を保有していなかったという。著名投資家ウォーレン・バフェット氏の率いる投資会社バークシャー・ハザウェイの開示では米銀大手ウェルズ・ファーゴ株をほとんど売却したことが明らかになった。
米住宅ローン・バブルの崩壊を予想した取引で成功したマイケル・バーリ氏の投資先も開示された。米電気自動車(EV)メーカー、テスラ株に対するプットオプション(売る権利)を大量保有。テスラ株の下落に大きく賭けていることが分かった。