FRB、0.5%の大幅利下げFOMCで決定 議長「後手に回らぬ決意」 – 日本経済新聞
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ソース: https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN17CGK0X10C24A9000000/
保存日: 2024/09/19 7:32
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2024年9月19日 3:02 [会員限定記事]
【ワシントン=高見浩輔】米連邦準備理事会(FRB)が金融引き締めからの転換に動き始めた。18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)は通常の倍となる0.5%の幅で4年半ぶりの利下げを決めた。高インフレの収束が濃厚となり、米国は持続可能な経済成長の姿を模索する。
利下げはユーロ圏や英国、カナダに続く措置だ。世界経済の3割弱を占める米経済は、新型コロナウイルス禍からの回復局面を「1強」としてけん引してき…
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• ひとこと解説FOMCは、反対票を抱えながらも通常の25bpではなく50bpの利下げという大胆な決断を下した。しかし、7月会合で利下げをしなかった遅れを取り戻すわけでも、高すぎる政策金利によって雇用情勢が悪化するリスクを積極的に予防しようというわけでもない。パウエル議長は、今回の50bpの利下げを「新しい利下げペースと考えるべきではない」と述べ、SEPに表れているように、ベースシナリオとして「我々は利下げを急いでおらず、ゆっくりと中立金利水準に戻していく」という。50bpは「後手に回らないという我々の決意」とはいうものの、消化不良気味で、雇用悪化への不安が残る記者会見となった。
2024年9月19日 6:28 (2024年9月19日 6:29更新)
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