パウエルFRB議長、アメリカ経済「もはや過熱していない」 9月利下げに布石 – 日本経済新聞
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ソース: https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN0907M0Z00C24A7000000/
保存日: 2024/07/10 7:41
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2024年7月9日 23:00 [会員限定記事]

【ワシントン=高見浩輔】米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は9日の議会証言で米経済は「もはや過熱していない」と述べ、利下げを探る局面に入ったと示唆した。9月の利下げ開始シナリオを織り込む市場関係者に自信を持たせる内容で、金融引き締めからの方向転換に向けた布石となる。
証言した米連邦議会上院の銀行・住宅・都市問題委員会は、委員長を務める民主党のブラウン議員が何度もFRBに早期利下げを迫ってき…
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• ひとこと解説パウエル議長は自ら、直近のJOLTSや雇用統計などの雇用関連指標が自身の雇用情勢判断の大きな変化をもたらしたことを明らかにした。雇用には急激に悪化しやすいという非線形性があり、パウエル議長も(依然として雇用は力強いという判断だが)そのリスクを念頭に置いているのだろう。また、次の発言(2度)も興味深い。「インフレ抑制と最大限の雇用の支援は、法の下で平等である。」やはり、米金融政策の潮目は変わっているようだ。

2024年7月10日 7:38 (2024年7月10日 7:38更新)

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