「円安は一時的、当面は国債格下げ見込まず」S&P担当者 円の警告・国富を考えるインタビュー S&Pグローバル、キム・エン・タン氏 – 日本経済新聞
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ソース: https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB106XC0Q4A610C2000000/
保存日: 2024/06/14 7:47
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通貨安を巡っては国の信用力も注目点になる。インフレや円安に対応した日銀の政策変更は国債の利払い費や日本経済の長期的な成長力に影響する可能性があるためだ。大手格付け会社、S&Pグローバル・レーティングで日本国債の格付けを担当するキム・エン・タンシニアディレクターに円安をどうみるか聞いた。
――円安の原因をどう分析していますか。
「多くの通貨に対して円が急落しているのは、日本の金利が他の主要
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歴史的な円安は国力の低下を映す。貿易立国の姿はいつの間にかに変わってしまった。輸出入や投資などによる海外との間のお金の動きをまとめた国際収支の変化をみると日本は「熟年期」にある。成長を保つ改革が欠かせない。
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