イアン・ブレマー氏「トランプ氏再選でアメリカ混迷、世界は不確実に」 – 日本経済新聞
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ソース: https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD192YH0Z10C24A2000000/
保存日: 2024/02/22 21:00
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米ユーラシアグループのイアン・ブレマー代表は2024年の10大リスクのトップに米国の政治分断を挙げ、「米国の敵は米国」と呼んだ。台風の目は共和党大統領候補への指名が確実視されているトランプ前大統領だ。中東での戦争など外交面の失策で、バイデン大統領は11月の大統領選で敗北する可能性が強まったとブレマー氏はみる。トランプ氏再任の場合、世界はどうなるのか。米国、欧州、中東、アジアの先行きを聞いた。(聞…
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• 別の視点イアン・ブレマー氏の分析はいつもながらシャープだが、中東情勢の見立てはあまり得意ではないようで、しばしば見立てを外すこともある。その背景として、このインタビューでも示されているように、イランがアメリカの圧力に屈し得るという前提が置かれていることにある。イランは確かに苦しい状況にあるが、圧力を掛ければ屈する相手ではない。また、アメリカに対抗して武力で問題を解決することもない。バイデン政権はその辺がわかっていて、イランと腹芸をやってエスカレーションをコントロールしているが、トランプ政権ができればその腹芸ができなくなるのがリスク。

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経済・金融政策、市場、銀行、貿易を取材。日銀キャップなどを経てニューヨーク駐在。トランプ政権の移民政策に関するルポが世界新聞・ニュース発行者協会の18年「アジア・メディア賞」特集部門で銅賞。経済部次長、英文統括エディター、編集委員兼論説委員を経て現職。近著に「リブラの野望」。
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