米景気軟着陸、強い労働市場が命運 元FRBエコノミスト – 日本経済新聞
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ソース: https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN1909F0Z10C23A9000000/
保存日: 2023/09/25 8:11
米連邦準備理事会(FRB)の利上げ開始から1年半が過ぎ、なお米景気は強さを維持している。このまま雇用の深刻な悪化を回避しつつ、インフレを抑える経済の軟着陸は実現できるのか。元FRBエコノミストで、個人消費や労働市場の分析で知られるクローディア・サーム氏に聞いた。
――米国のインフレの勢いをどうみますか。
「8月に消費者物価指数の上昇率が再加速したのはガソリン高の影響が大きい。この数カ月でみれば雇…
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• ひとこと解説紹介文のところに出てくる「サーム・ルール」とは、米雇用統計の失業率の3カ月移動平均が直近12か月の最低水準から0.5%ポイント上昇した場合に、米国の経済はリセッション(景気後退局面)に入ったと判断する手法のこと。今年6~8月の失業率は平均3.63%。22年9月以降の12か月間の最低は3.4%。したがって、このルールに沿えば、米経済リセッション入りのシグナルは、まだ出ていない。
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