日銀、金利操作を柔軟運用 上限0.5%超え容認案 – 日本経済新聞
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ソース: https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB266VX0W3A720C2000000/
保存日: 2023/07/28 7:39
2023年7月28日 2:00 [有料会員限定]
【この記事のポイント】
・28日の決定会合で金利操作の修正案を議論
・市場動向に応じ0.5%超えを容認する案が浮上
・柔軟な政策運営で市場のゆがみ和らげる狙い
日銀は28日に開く金融政策決定会合で長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の修正案を議論する。長期金利の操作の上限は0.5%のまま据え置くものの、市場動向に応じて0.5%を一定程度超えることも容認する案が浮上している。国債の大量購入…
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• ひとこと解説国債市場の流動性が低い中、連続指値オペをやめる対応をとるようです。指値オペを死守すると金利上昇局面で国債買い入れが大量に増えてしまうことを回避したいようです。変動幅0.5%を維持し1%へ引き上げないのは明確な利上げを可能にすることで中小企業への打撃を和らげたい思いがあるからでしょう。ただ事実上0.5%を越える金利状況を容認すると、どの程度容認するのか市場が試すので、結局大量に国債買い入れをして金利上昇を抑えるのか、あるいはより大きな変動を許容するのかで日銀は難しい選択をせまられるかも。後者の場合、次の長期金利操作の柔軟化、たとえば1%への変動幅への拡大か撤廃への期待を高めるかもしれません。
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