「台湾への武力行使認めず」 ドイツのショルツ首相単独インタビュー – 日本経済新聞
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ソース: https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR160AP0W3A310C2000000/
保存日: 2023/03/17 8:05

【欧州総局=赤川省吾】ドイツのショルツ首相が日本経済新聞の単独インタビューに応じた。「特定の国への一方的な依存を避け、新しい販売市場を開拓する」と述べ、ドイツ経済の中国依存度を引き下げる考えを示した。台湾有事については「現状変更のために武力を用いてはならない」と中国をけん制した。ドイツはメルケル政権時代の中国偏重のアジア政策から大きく転換する。
日独政府は18日、両国の首相らが出席する新しい定期…
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• 別の視点日本の場合、反日デモなどのチャイナリスクの「洗礼」が早く、2010年前後から、「チャイナ+1(生産拠点を中国だけに依存しない)」、「地産地消(中国で調達、生産、販売)」が進んだ。ドイツの場合、それを現在加速させようとしているということだ。中国から見れば、「友好」的だったドイツなどが方針転換し、以前よりも国際環境が大きく悪化していると映る。だが、国内需要中心の国内大循環によって主として経済を動かしていくというのが現在の中国の方針。外国からの投資については先端産業などには関心を示しても、従前ほどの魅力を感じていないかもしれない。デカップリングはしないというが、どの程度で均衡するのかがポイントだ。

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