米長期金利、一時3.98%に上昇 市場は株式の割高感を警戒 1分で読める海外市場(28日) – 日本経済新聞
作成者:
ソース: https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB0107U0R00C23A3000000/
保存日: 2023/03/01 7:53
株式
米ダウ工業株30種平均は反落。昨年11月上旬以来の安値で取引を終えた。インフレ高止まりで米利上げが長引くとの観測が強まった。金利上昇が続くとの見方から株式の割高感が意識された。
債券
米10年物国債利回りは一時、3.98%に上昇(価格は下落)した。米利上げ継続観測から金利の先高観が強かった。
為替
円相場は1ドル=136円台前半で推移。米長期金利が上昇したことを受け1ドル=136円台後半まで円安・ドル高が進んだものの、その後は反転した。
商品
米原油先物相場は反発。新型コロナウイルス禍からの経済活動の再開で、中国の需要が回復するとの期待が支えとなった。
ワンポイント
米利上げ長期化への警戒感が強まりました。欧州ではフランスとスペインの2月の消費者物価指数の上昇率が市場予想を上回り、欧州中央銀行(ECB)の利上げ長期化も意識されました。米欧とも政策金利を「より高く、より長く」維持するとの見方が広がっています。株式相場について弱気な予想も。市場では警戒ムードが続きそうです。
【関連記事】
• ・米国株、ダウ反落し232ドル安 金融引き締め長期化を警戒 ナスダック反落
• ・NY商品、原油反発 中国需要への期待で 金は続伸
• ・NY債券、長期債反落 10年債利回りは3.92% 一時3カ月半ぶり高水準
「Market Morning Briefing」は海外の株式、債券、為替、商品市場の動きを素早く、コンパクトに伝えます。原則、火〜金曜の朝に配信します。