「それでも中国が好きだ」 課題残す台湾軍 – 日本経済新聞
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ソース: https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM154KW0V10C23A2000000/
保存日: 2023/02/28 7:55

「おかげで中国での商売が駄目になった。レストランは閉め、台湾に帰って出直しだ」
台湾人の50代男性、鄭宗賢(仮名)は最近まで中国に脅されていた。2010年代、台湾軍で幹部を務めた鄭。退役後は「軍幹部OBのお決まりのルート」(軍関係者)に乗り、中国で商売を得た。台湾軍の情報を中国側に提供できるうちは商売は順調だった。
だが次第に行き詰まる。軍を離れ、中国に提供できる情報が減ったからだ。同じ台湾軍に…
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• 分析・考察中国大陸から台湾に移住した台湾人のルールは間違いなく中国である。それは中国のイデオロギーとは無関係である。それに対して、台湾原住民のアイデンティティは台湾である。目下、北京と台湾の対立はある意味では、価値観の違いを巡る争いであり、独立か統一かの問題ではない。というのは中国大陸が民主化し、同じルールのもとで公正に選挙を実施して、当選した人が政治指導者になれれば、対立が簡単に解消されるからである。問題を複雑化させたのは片方だけ民主化しており、もう片方は専制政治を続けながら、統一しようと呼び掛けている。民主化したほうがその呼びかけに応じられない

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