米海兵隊トップ「自衛隊から補給拡大」 台湾有事視野に – 日本経済新聞
作成者:
ソース: https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN1307K0T10C23A2000000/
保存日: 2023/02/17 7:43
2023年2月16日 19:00 [有料会員限定]
【ブリュッセル=中村亮】米海兵隊トップのデビッド・バーガー総司令官は、日本の自衛隊から武器の修理部品や弾薬の補給を拡大する態勢づくりを目指すと表明した。中国艦船への対策を念頭にインド太平洋地域で攻撃型無人機の活用拡大を検討する。台湾有事を視野に抑止力強化を急ぐ。
バーガー総司令官が米首都ワシントンの海兵隊兵舎で日本経済新聞の取材に応じた。同氏はテロとの戦いから対中国へシフトするため、海兵隊改革を…
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り1502文字
※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。
• ひとこと解説米海兵隊のトップがかくも率直に台湾有事での戦闘の構え方や日本、台湾との協力について語るのは、最近の安保環境の激変ぶりを象徴しています。昨日のエマニュエル駐日大使の記者会見でも様々な威嚇を繰り返す中国への厳しい指摘が目立ちました。昨年末の日本の防衛力強化の決定や安保関連3文書の改定がなければ、日米協力についてこれほど踏み込んだ発言にはつながらなかったでしょう。 中国の「気球」問題やウクライナ国境近辺でのロシア軍集結の兆しなど、次々と新たな展開が起きるなか、対中抑止力の強化はまさに時間との勝負といった性格を帯びてきました。常に変わる環境を的確に捉えた踏み込んだ安保論議が欠かせません。
• 会員登録・ログインで続きを読めます
関連キーワード
• ウォールストリートジャーナル
• トップ
• 自衛隊
• ワシントン
• 台湾
• デビッド・バーガー
• ミサイル
• 海兵隊