荒野のTSMC工場、米半導体覇権占う 5兆円で先端品量産
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ソース: https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN12CPT0S2A211C2000000/
保存日: 2022/12/19 8:06

2022年12月16日 11:00 [有料会員限定]

半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の米国展開が新たな局面を迎えている。西部アリゾナ州に設ける生産拠点への投資額を、当初比3倍強の400億ドル(約5兆4000億円)に引き上げた。半導体を巡る米中の覇権争いが先鋭化するなか、TSMCの進出は米国に何をもたらすのか。現地で探った。
アリゾナの州都、フェニックス。行政機関が集まる中心部から高速道路を30分ほど北に走ると、荒野のなかに…
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• 分析・考察今後、10年で半導体産業は地産地消に近いモデルへ転換するのだろう。これまでの経済合理性で半導体工場を作る時代は終わり、グローバルなエコシステムから地域ごとのエコシステム構築に変化するのだ。 少なくとも半導体コストは上昇するため、最終製品である電子機器価格も上昇するだろう。日本でも製造を再開する企業が増えており、この10年は日本にとって重要な時期になるだろう。

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