SSD・HDD・テープのメモリー3媒体、揺らぐ境界
作成者:
ソース: https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC198970Z10C22A8000000/
保存日: 2022/12/19 8:00
世界中で爆発的に増加するデータをどう保存すればいいだろうか。毎年、ZB(ゼタバイト)という膨大な単位で増え続けるデータの記憶媒体は進化を迫られている。ハードディスク駆動装置(HDD)やソリッド・ステート・ドライブ(SSD)などの記憶媒体は従来それぞれの特徴ですみ分けていたが、その境界が揺らぐ変動期に入った。
「急速なデータ量の増加には歯止めがかからない」。メモリー大手、キオクシアホールディングス…
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り3059文字
※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。
• ひとこと解説磁気テープは、いまIT分野で、日本が9割以上をシェアをもつ数少ない製品のひとつ(その大半は富士フイルムのはず)。磁気テープというとレガシーなイメージがあるようだが、SSDやHDDと比べて記憶容量の増加率も高いことから、技術進歩が一番順調な記憶媒体といえる。さらに容量当たりの価格が安いうえに、長期保存にも向いている。このため、海外ではデータバックアップのために広く利用されているが、足下である日本のIT業界ではその磁気テープの利用率が低い。それが過去に何度か起きた大型データ損失事故の遠因にもなっているともいえて、磁気テープの積極活用が望まれる。
• 会員登録・ログインで続きを読めます
日経産業新聞をPC・スマホで!
スタートアップに関する連載や、業種別の最新動向をまとめ読みできる「日経産業新聞」が、PC・スマホ・タブレット全てのデバイスから閲覧できます。直近30日分の紙面イメージを閲覧でき、横書きのテキストに切り替えて読むこともできます。初めての方は、まずは1カ月無料体験!
• 詳細はこちらから
日経産業新聞購読のお申し込みはこちらから 日経産業新聞ビューアーの申し込みこちらから
• インテル、PC売り場を量販店に提案 需要減で販促連携(2:00)
• キッコーマン会長、「タイパ」で克つ 時短商品に力(2:00)
関連キーワード
• HDD
• メモリー
• 武冨博信
• ヨーロッパ
• 早坂伸夫
• 共同開発
• SSD
• テープ
• 金沢一久
• アイルランド