「半導体戦争」、10年かけて中国抑止 米連合の結束が要
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ソース: https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN1402T0U2A211C2000000/
保存日: 2022/12/15 7:44
「ゲームチェンジャーになり得る」。中国との競争の最前線でバイデン米大統領は断言した。半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が巨費を投じるアリゾナ州の工場を訪れた6日のことだ。半導体を巡る米中競争を描いた「CHIP WAR」の著者、タフツ大学のクリス・ミラー准教授に「半導体戦争」の行方を聞いた。
――TSMC創業者の張忠謀(モリス・チャン)氏は6日のアリゾナ州での式典で「グローバ…
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• 分析・考察「米国は仲間の十分な合意を得られるような連合を維持し、機能させる必要がある」という部分が、極めて重要な指摘だと思います。米国は、半導体の対中デカップリング政策の目的を、明確に定義しないと、同盟国の協力を維持するのが難しくなります。「中国に対して米国の軍事的優位性を維持し、台湾への軍事的な冒険主義を抑止する」というのであれば、同盟国は支持すると思います。しかし単なる経済競争で米国の産業の優位性を追求する、というのであれば、そして同盟国の産業や経済が犠牲になるというのであれば、連合の維持は難しくなるはずです。このあたりが今後の難しい課題になりそうです。
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