「パタゴニアの次」への号砲 株主にもまれてこその革新
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ソース: https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD2643L0W2A021C2000000/
保存日: 2022/10/28 19:12
英国の美術館にあるゴッホの「ひまわり」に続き、ドイツでモネの「積みわら」が標的になった。環境活動家がスープやマッシュポテトを浴びせるエコテロリズム。気候変動対策を求める自分たちの主張に注意を引く意図がある。作品襲撃への苦々しさを人々に抱かせ、共感を呼ばないだろう。
では、同じく絵を使ったこの訴えはどうか。
「しんぴんよりもずっといい」は、海に捨てられた漁網が生態系を壊し、再利用が大事だと説く絵本…
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• ひとこと解説SDGsに貢献するビジネスは誰か、日本の大学生にきいても、オールバーズを挙げる人が少なくありません。パタゴニアはすでに巨匠といった存在です。消費者(顧客)からみれば、企業には自分(顧客)を見てほしいというのが第一でしょうが、さらにその先にあるのは株主ではなくて環境。企業が顧客から得るべきなのは、株主への金銭リターンの最大化の源泉ではなく、持続可能性へのリターンの最大化。そんな時代になってきました。
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IT(情報技術)、スタートアップをカバーする。シリコンバレー駐在時には、iPhone投入で絶頂期を迎えたジョブズ氏率いるアップルを取材した。編集委員、論説委員を経て2017年2月より現職。近著に「STARTUP 起業家のリアル」。
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