米国で高度人材争奪 半導体やEV、賃金2割増の厚遇
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ソース: https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC034NJ0T00C22A8000000/
保存日: 2022/10/20 7:58
2022年10月20日 0:00 [有料会員限定]
米国でスキルを持つ高度人材の獲得競争が激しくなっている。半導体や電気自動車(EV)など長期的に成長が期待できる分野では高額報酬の処遇で採用する動きが目立つ。足元で需給が緩み始めているが、新型コロナウイルス禍の長期化で労働市場から人が離れ、人手が不足している。賃上げが海外に比べて出遅れている日本企業は円安で海外での人材採用コストが上昇しており取り残されかねない懸念も高まっている。
EV関連の電子部…
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• ひとこと解説結局のところ、ハイテク技術の競争は人材をめぐる競争である。既存の技術はわずか2-3年で二番手になるので、常にイノベーションをリードしていこうとすれば、世界から一流の人材を引き付けてくるしかない。いかなる国でも、人材地産地消では、一流のイノベーションはできない。アメリカはなぜ強いか。戦前から世界の一流人材を受け入れてきた。そのための一流の大学、研究機関、企業がある。日本、韓国、中国は一流の人材を育成しても、多くはアメリカに渡る。今、中国は日本の一流人材に対して門戸を開放している。逆に日本は海外の人材に対して、どこまで門戸を開放しているのかがといわれている
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