ナイキやアディダスより「中国」が格好いい
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ソース: https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFK031AT0T01C21A0000000/
保存日: 2022/09/20 7:57

2021年10月31日 2:02 [有料会員限定]

「『中国』の二文字が印刷されたデザインが大好き」ーー。カナダのトロント大学に留学中の20歳の中国人女子学生、呉さんは最近、ネット通販で「李寧(リーニン)」のシャツを買い求め、父親に誕生日プレゼントとして贈った。欧米の様々なブランドを知っているが、それらと比べても「中国のブランドの方が新鮮に感じた。SNS(交流サイト)でも人気だった」と話す。
中国のスポーツアパレル市場では長年、米ナイキや独アディ…
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• ひとこと解説日本では、ファーストリテイリングがユニクロの世界展開に取り組んでいます。新型コロナ前の10年間で見ると、海外ユニクロの売上高は09/8期の378億円から19/8期に1兆260億円と27倍となり、19/8期の事業利益でみると国内ユニクロの1,032億円に対して、海外ユニクロは1,403億円となりました。海外ユニクロの成長には、競争優位性の高まりがありますが、それを可能にしたのが国内ユニクロが生み出す利益の再投資でした。中国ブランドが、現地でのプレゼンスの高まりによる利益を適切な分野の再投資につなげることができれば、競争優位性を高めることで、業界地図を塗り替えていく可能性もありそうです。

2021年11月4日 13:22 (2021年11月4日 13:30更新)


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中国市場で独自ブランドの興隆がめざましい。2010年に国内総生産(GDP)で日本を抜いて世界2位となって10年余り。豊かさを知る世代がつくる「華流ブランド」は、従来の中国製品のイメージを覆し、世界的な評価も高まりつつある。
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