ソフトバンクG孫社長「取るべき行動は徹底した守り」
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ソース: https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC11CFI0R10C22A5000000/
保存日: 2022/05/13 12:26
ソフトバンクグループ(SBG)は12日、2022年3月期決算の記者会見を開いた。同日発表した連結最終損益(国際会計基準)は1兆7080億円の赤字だった。国内企業として過去最大の純利益を記録した前の期の4兆9879億円から約6兆7000億円減少した。世界的な株安を受けて傘下のビジョン・ファンド(SVF)の運用成績が大幅に悪化した。
記者会見は東京都港区のSBG本社ビルで開いた。ファンドの先行きなど…
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• ひとこと解説相場下落局面ではどのような姿勢で決算説明に臨むべきかの教科書のような孫社長の決算発表。投資家が危惧する点を自ら提示し今取るべき行動として「守り」という戦略を提示。注目の時価純資産は昨年12月末比0.8兆円減の18.5兆円であった一方、LTV(純負債/保有株式)は同比1.2%改善の20.4%で着地。純資産を減らした一方でLTVを下げることができたのは継続的な資金化によるもの。手元流動性をこの3か月で0.9兆円増やし2.9兆円にしたこと等が大きく影響しています。極めて厳しい決算でしたが、守りの財務戦略でLTVを改善させたこと、回収した資金の範囲内で投資も継続していることは評価すべき点だと思います。
2022年5月12日 17:10 (2022年5月12日 18:05更新)
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