バフェット氏、後継にアベル氏内定 米テレビに認める(写真=ロイター)
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ソース: https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN032N50T00C21A5000000/
保存日: 2021/05/04 10:16
2021年5月3日 22:13
1日の株主総会に出席したアベル氏=ロイター
【ニューヨーク=宮本岳則】米投資会社バークシャー・ハザウェイが、ウォーレン・バフェット最高経営責任者(CEO、90)の後継者候補として、エネルギー事業などを統括するグレッグ・アベル副会長(58)を内定していることが3日、明らかになった。バフェット氏が米テレビ局CNBCの取材で認めた。
バフェット氏はCNBCに対し「私に今夜、万が一のことが起きたら、グレッグが翌朝から(バークシャーのCEO職を)引き継ぐと取締役会で合意している」と述べた。アベル氏は2018年、保険事業責任者のアジット・ジャイン氏(69)とともに取締役兼副会長に昇格した。バフェット氏は長らく2人が後継者候補と公言していた。
アベル氏はカナダ出身の公認会計士。米ミッドアメリカン・エナジーのCEO就任後、14年に同社がバークシャーに買収され、バフェット氏の下で働くようになった。現在はバークシャーのエネルギー部門のほか、鉄道部門や製造業部門など非保険分野を統括している。
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