米スタバ、1~3月期の純利益2倍に コロナ打撃から回復 (写真=AP)
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ソース: https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN27DXD0X20C21A4000000/
保存日: 2021/04/28 7:57

米スターバックスの1~3月期決算は前年同期比で純利益が約2倍、売上高も11%増だった=AP
【ニューヨーク=河内真帆】米スターバックスが27日発表した2021年1~3月期決算は純利益は前年同期の約2倍の6億5900万ドル(約716億円)だった。新型コロナウイルスの感染が世界的に拡大した1年前と比べて大きく改善した。店舗事業の費用抑制やモバイル注文による持ち帰りの増加などの効率化が進んだ。既存店売上高は15%増加した。
売上高は11%増の66億6800万ドルだった。米国に次ぐ第2の主力市場である中国の既存店売上高は91%増だった。これは前年同期に新型コロナの影響で店舗閉鎖が相次ぎ、既存店売上高が半減したことの反動の面もある。米国の既存店売上高は9%増だったが、前年同期は3月半ばからの全米店舗の臨時閉鎖を受け3%減だった。
米国での平均購入単価は顧客のまとめ買い傾向から21%増となったが、店舗来客数の戻りは鈍く、前年同期比10%減だった。
同社は2021年9月通年期の売上高を事前予測の280億~290億ドルから285億~293億ドルに上方修正した。