酷似する危機の予兆 豊かさ90年ぶり低迷
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ソース: https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM176H10X10C21A3000000/
保存日: 2021/03/31 7:59
2021年3月30日 15:00 [有料会員限定]
20世紀の初頭、技術革新や産業構造の転換でグローバル化が進んだ半面、急速に広がった格差への不満や新興国の台頭は2度の大きな戦争の土壌となった。米国と中国が激しく対立するいま、古代ローマで「パクス」と呼ばれた平和と秩序の女神からほほ笑みは消えた。歴史は繰り返すのでしょうか――。
第2次世界大戦が始まる2年前の1937年。ドイツにいた米国人記者ウィリアム・シャイラーは9月27日の日記に、ナチスが欧州を…
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新型コロナウイルスの危機は世界の矛盾をあぶり出し、変化を加速した。古代ローマの平和と秩序の女神「パクス」は消え、価値観の再構築が問われている。「パクスなき世界」では、どんな明日をつくるかを考えていく。
• 酷似する危機の予兆 豊かさ90年ぶり低迷(5:17 更新)
• 歴史を繰り返さぬために 「パクスなき世界」を考える(30日 11:00)
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